大方情報あれこれ

７月も海の日の連休を利用して、大方にやってきました。連休がとれると普段行けないところへ行くために、どうしても遠出をしたくなってしまいます。今回はクジラ仲間の横本さんと５月に大方で知り合った中村さんと高知駅で待ち合わせ、いっしょに大方町に出発しました。ここでお得な情報をひとつ。３０歳未満の人なら誰でもＪＲ四国＆土佐くろしお鉄道の往復の運賃・料金が４割引になる「YOUNG WEEKEND CARD」というのがあります。入会金はたったの500円。大方までクジラウォッチングに行くなら利用しない手はないですよ！（ただし使えるのは土・日・祝のみです。）詳しくは高知駅のみどりの窓口まで。 　大方に到着するとだいたいお昼前になります。まずは遊漁船主会さんにおじゃまして、クジラの情報を聞きます。どうやらここのところ、あまりクジラには会えていない模様。少し気落ちしますが、この連休は船の数も多いので、なんとか発見できるだろうと思い直します。いつものように自転車をお借りして、港へのアシを確保です。車がないので、自転車をお借りできるのはとっても助かります。 　大方に来て、いつも楽しみにしていることのひとつに「いろりや」の冷やしうどんがあります。毎回到着日のお昼はここでうどんを食べるのが恒例になってしまいました。うどんに腰があって、とっても食べ応えがあります。僕のお奨めは「冷やし天うどん」です。天婦羅の種類も豊富で、とってもお得ですよ。(^^ゞ

ニタリクジラ見失う

さていよいよクジラウォッチングに出発です。今日の船は「もじゃこ船」といって、遠くまで漁に行くための船なので、スピードもかなり速いです！夜行バスであまり眠れなかったので、クジラが見つかるまでの間、とりあえず船の上で眠ることにしました。ひろいデッキでとっても寝やすかった〜。(^^ゞ 　２時間くらいたった頃でしょうか。ふいに周りがざわつき始めたので起きてみると、いきなり目の前にクジラが浮上しました。しかしカメラを取り出す間もなく潜ってしまい、しばらく待っても現れなかったので、さらに沖のほうに別のクジラを探しに出発しました。 　前のほうにウォッチング船が見え、船のすぐ側にクジラのブローも確認できました！いよいよ僕らの船もクジラに会えると期待が膨らみました・・・が、いつまでたってもクジラが浮いてきません。後からやってきた船も辺りに散らばり、一斉にクジラを探しましたが結局見失ってしまいました。また一からクジラ探しです。海はべた凪なのに、僕らの船がクジラを見つけるどころか、他の船からもクジラ発見の情報がなかなか入ってきません。１時間ぐらい経ってようやくクジラの情報が入ってきました！場所は少し遠かったですが、さすが「もじゃこ船」！前の船をごぼう抜きにして、クジラポイントへぐんぐん進んでいきます。これは気持ちよかった〜！(^-^)

マイルカの群れの中で

ポイントへ向かう途中、船は２箇所に分散していきました。どうやら別海域でイルカも見つかったようです。僕たちの船はまずクジラを見に行ってから、最後にイルカを見に行くことにしました。クジラのポイントに着くと、どうやら今はまだ潜っているようで、しばらく浮上を待つことになりました。その間に後からきた船も続々と到着します。 　クジラのブローが上がると、やはりできるだけ近くで見たいので、各船が一斉にダッシュしてクジラに近づきます。クジラもこれには困った様子で、段々と近くに上がってきてくれなくなりました。何度かクジラが潜水と浮上を繰り返すのを観察した後、いよいよイルカウォッチングに向かうことになりました。高知では、ニタリクジラと並んでよく見られるのがマイルカで、たいていかなりの大群で見られるため、僕としてはクジラ以上に楽しみにしていたりします。 　まず前のほうに白い水飛沫が上がるのが見え、徐々に近づいていくとそれがイルカが跳ねたあとの水飛沫だということが分かってきます。飛沫はあたり一面に広がり、たくさんのイルカが船の前を速いスピードで跳ねながら、移動していました。まわりには他の船はなく、僕らの船だけでイルカの群れを独り占めしちゃいました。イルカたちも安心したのか、船を近づけても嫌がる様子もなく、船首波に乗って遊び始めます。船の軸先から海面を覗き込むと、高速で泳ぐイルカの姿がはっきりと見えました。とても美しい光景に船の上は歓声に包まれます。船長さんも大サービスで、かなり長い間イルカといっしょにいさせてくれました。久しぶりの大方で、またマイルカの群れに出会えて大満足でした！