水


クジラ日記

2006 6/10 和歌山県・那智勝浦町
船長: 米川 亮治


 今年も南紀で1日クジラウォッチングツアーを行いました。本当に遠くからたくさんの方にご参加いただきましたが、ちょうど梅雨入りしたばかりで、途中から雨に降られてしまい、厳しいコンディションでのウォッチングとなってしまいました。

 条件がよければ、夕日を背に尻尾を高々と上げるマッコウの姿を拝みたいなんて願っていましたが、結局夕日とマッコウ、どちらもお目にかかることは叶いませんでした。しかし、これであきらめたわけではありません。いつかは必ずそんな瞬間に立ち会えると信じて、来年もまた挑戦し続けて行きたいと思います。

 今回本来の目的は果たせませんでしたが、この企画はクジラが大好きな仲間が集う場としても意味のあるものだと思います。国内のみならず海外の様々な地域でクジラを追いかけている人たちと出会い、情報交換することはクジラウォッチャーにとって、大きな刺激となるはずです。ぜひまた来年もみなさんの参加をお待ちしています。お世話になった方々、本当にありがとうございました。


以下の写真は、全てこの日に撮影しました。

吉川夫人に見送られて出港です。
とても強いクジラ運の持ち主なので、
本当は今年も一緒に行きたかったです。
ハナゴンドウの群れに遭遇したところです。
一列に並んでカメラを構えるみなさんの姿に
思わず見とれてしまいました。
曇り空でしたが、とてもよい凪でした。
みなさんのクジラを見つけようとする熱意が
ひしひしと伝わってきます。
夕方になってシワハイルカの群れに遭遇しました。
船の船首波に乗って、一緒にゆっくり泳いでくれました。
中にはジャンプを繰り返す、元気のいいやつもいました!
雨の降る中、最後まで見晴台の上でクジラを
探し続けてくれた米川船長と助手のコウロギさん。
残念ながらマッコウは見つかりませんでしたが、
新たな仲間もできて、楽しい旅になりました。
翌日もウォッチングの予定でしたが、
朝から大雨で中止になってしまいました。
というわけで、観光することに。ここは紀和町の丸山千枚田。
日本でも有数の美しい棚田が残されています。



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