水


クジラ日記

2007 4/30 和歌山県・那智勝浦町
船長: 東 信義


 今年2回目のウォッチングに行ってきました。 まずは数頭のバンドウイルカとすれ違い、 ハナゴンドウの小群を観察した後、本命のマッコウを探しに沖に出ました。最初のマッコウを見つけるまで2時間半もかかりました。 ペアで泳いでいるマッコウを2組観察した後、 なんと今回も大マッコウを発見! しかし船が接近する前に巨大な尻尾を上げて潜行してしまいました。残念!

 他のウォッチング船からユメゴンドウ(大群)の情報が入ってきたので、 そちらに向かいました。この時点で既に9時半です。途中でマッコウを1頭発見しつつ、 ユメゴンドウ(たぶんカズハ)の群れに到着しました。またしても360度ユメゴンドウに囲まれるという本当に夢のようなひと時を味わいました。

 10時を回り、もうそろそろ帰港モードです。 しかし帰り際にまたしてもマッコウに遭遇!子連れのマッコウにも出会いました。お母さんの後を懸命に泳ぐ姿はなんとも言えません。 今よく見られているのは育児群と呼ばれる群れです。これからはマッコウが子育てしている様子がよく観察されるでしょう。 この後も次々にマッコウが浮上し、 あまりにもきりがないので、 途中で踏ん切りをつけ、やっと帰ることになりました。港に着いたら既に12時を回っていました。時間を大幅にオーバーしてまで、 大サービスしてくれた船長さん、本当に感謝です!

 写真は今回も失敗ばかりでしたが、 ウォッチングの内容的には非常に満足です。一緒に行った友人たちも今までで一番良かったと言って喜んでくれました。 南紀は相変わらず良い状況が続いています。 みなさんもぜひマッコウたちに会いに来てくださいね。


以下の写真は、全てこの日に撮影しました。

水平線から綺麗に昇る朝日を見ることができました。 大型連休の前半、3隻揃って出港です。
この日はよく2頭で連れ添って泳ぐマッコウに会いました。 まだ小さい子どものマッコウです。
息継ぎのときに頭を大きく突き出して浮上します。
母クジラの後を先ほどの子クジラが
一生懸命付いて泳いでいます。
マッコウたちには、よく親子の絆を感じます。
子供のクジラを守るように数頭が取り囲んで
泳いでいる姿を見たこともあります。



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