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クジラ日記

2008 7/5・6 高知県・高知市


 一昨年の9月、ここ桂浜のホエールウォッチングに初挑戦する予定でしたが、台風直撃であえなく断念。あの日以来、リベンジする日を待ち望んでいましたが、今年ついに再挑戦することができました。親しいクジラ仲間であるYさんの家族と一緒に前日の早朝、車で三重を出発。数々のハプニングに遭遇しつつも、なんとか無事乗船することができました。高知はちょうどこの週末に梅雨明けの発表がなされ、到着した日は本当によいお天気でした。

 今回は高知市内のホテルに泊まったのですが、高知の夜の活気には本当に驚かされました。美味しそうなお店がそこらじゅうにあり、どのお店に入っていいのか迷ってしまいます。カツオのたたきもお店によってこだわりがあり、毎日食べても全然飽きませんでした。高知に来たなら「カツオの塩たたき」もぜひご賞味くださいね。

 さて初日のウォッチングは残念なことに朝から雨に降られてしまいました。しかもホテルで大事件発生。(苦笑) それでも港に着くと雨は上がり、なんとか出港できることになりました。桂浜の坂本龍馬像に見送ってもらい、いよいよ沖に向かって出発です。途中で雨に降られましたが、クジラのいるポイントに到着した頃には雨は上がってくれました。初日の午前はクジラを追いかけつつ黒潮牧場8号ブイの辺りまで、午後は興津の少し先までクジラを探しに行きました。なんとかクジラに会うことはできましたが、どちらも頭の重いクジラで残念ながら近くで観察することはできませんでした。

 そして2日目。強運の持ち主Y夫人が一緒に乗船し、姫路のTさんも駆けつけ、なんだか良いことが起こりそうな予感。まずは高速で泳ぐ2頭のニタリクジラを発見しました。何か目的を持って泳いでいるときのクジラの泳ぎはかなり速いです。このクジラに離されないように追いかけていると前方に鳥山が見てきました。なるほどクジラたちは魚の群れを求めて移動していたのですね。餌を追いかけるようになるとクジラの動き方もがらっと変わります。ここからは船長がクジラの動きを読んで、浮きそうなところに船を回してくれるので何度も近くで見ることができました。

 そしてクジラが浮くたびに坂本さんの絶叫アナウンスが!沖で別の船に乗っていても聞こえてしまうくらいの大迫力です。(^^ゞ 臨場感たっぷりの実況中継を聞きながらクジラを見るのもまたすごく楽しかったです。桂浜ホエールウォッチングでは毎年7月の終わり頃にクジラ馬鹿ツアーなるものを企画されており、次回はそのツアーにもぜひ参加させてもらいたいと思いました。また来年もよろしくお願いします。(^^)


以下の写真は、全てこの日に撮影しました。

7月6日の航跡です。
ついに坂本さんの絶叫ガイドを聞くことができました。
思わず後ろを振り返ってしまうほど、興奮が伝わってきます。
最初は移動していたニタリクジラですが、
どうやら鳥山のあるこの場所を目指していたようです。
鳥山の中に浮上するニタリクジラ。
きっと水中でイワシを丸呑みしていることでしょう。
餌を追いかけているクジラはあちこち動き回るので、
どこに浮上するかわかりません。でも鳥の動きを
よく見ているとクジラが浮きそうな場所がなんとなく読めます。
勢いよく飛び出してきてブローする瞬間。
船長の素晴らしい操船技術のおかげで、
間近でニタリクジラを観察することができました。
なかなか見れないクジラの顔も見ることができました。
目の前数メートルでのブローは大迫力です。
それにしても鯨人丸はかなり速いです。
半日のツアーでも井ノ岬まで行くこともあるとか!
スタッフの方々と一緒に午後の船を見送りました。
地元のおばちゃんたちが手伝っていて、
とてもアットホームな雰囲気でした。



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