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2000 2/11 三重県・南島町古和浦


 吉角さんといっしょに

 約2週間ぶりに漕ぎに行ってきました。場所は、いつものごとく南島町の古和浦です。古和浦の湾は非常に入り組んでいて、湾の奥から出発すれば、よっぽどのことがない限り、穏やかに漕ぎ出すことができます。あとは波の状況を見て、行動範囲を決めればいいのです。初心者の僕たちには、この上ない場所です。

 今回も、カヤック仲間の暮野さんと2人で漕ぐつもりで、出航場所の「ロッジ さらくわ」にたどり着きました。すると見慣れた車(ハイエース)が停まっているではありませんか。おおっ、あれに見えるは吉角さん!久しぶりに一緒に漕ぐことになりました。吉角さんは「パドルコースト」というスクールをやっていて、僕たちにシーカヤックを教えてくれた師匠なのです。

 吉角さんは、新しく開発したパドルのテストをしに来たということでした。少し風はあったのですが、吉角さんに吉角さんニッコリ!付いて行くように、どんどん漕ぎ進んでいきました。途中、パドルを吉角さんのと交換してもらったのですが、シャフトが細く握りやすい上に、全体の軽さに驚かされました。うーむ、パドルひとつとっても、ずいぶん漕ぎ心地が違うもんだと、初めて思い知らされたような気がします。

 それにしてもパドルは奥が深いです。ブレードの形だけじゃなく、材質やシャフトの太さによっても、ずいぶん漕いだ感じが違うようです。まだスペア用のパドルしか持っていないので、できれば、いろんな人からパドルをお借りして、自分にぴったりのパドルを見つけていきたいものです。それと、お金も貯めねば・・・、いいものは結構高いのです。


エビ漁船団、出現!

 吉角さんに先導されて、どんどん漕いで行くと、ついには古和浦湾の出口までたどり着きました。天気も非常に良かったので、最近買ったばかりのニコノス35mmレンズで、みんなで写真を撮りました。余談ですが、シーカヤッカーにはニコノスの愛用者が多いようです。やはり、しっかりした防水構造と、レンズの性能の良さが魅力なのでしょう。
ぼのさん、漕ぐ漕ぐ!
 そんなこんなで、しばし外海を眺めていると、突如背後から、ものすごい勢いで漁船が飛び出していきました。10隻くらいの船が、次々にカヤックのすぐ横を通り過ぎていくので、こっちは船の作る波に揺られて大慌てです。漁船たちはカヤックには目もくれずに、一目散に出て行きました。これからイセエビポイントの争奪戦が始まるのです。

 「さらくわ」のオーナーの瀧さんから、いつもエビ漁船が出港していく2時〜3時くらいの間は非常に危険なので、上陸したりして、回避するんだよと聞かされていたのですが、ちょっと油断していると、こんな目にあってしまうんですね。カヤックの僕たちは、本当にひやひやさせられました。危険は実際に体験してみないと、なかなか実感がわかないのですが、もうこんなことは懲り懲りなので、これからは十分気をつけようと思います。

 漁船が出て行った後、湾内に戻り、しばらく休憩してから、帰り始めました。帰りには、風が強まってきて、帽子は吹き飛ばされるし、漕いでも漕いでもなかなか進まないしで、結構疲れてしまいました。僕と暮野さんは、とても一生懸命漕いでいたのですが、吉角さんは僕らのペースに合わせてくれて、非常にのんびり漕いでいました。僕らも早く、らく〜に漕げるようになりたいなあ。それにしても、やっぱり海は気持ちいいです。今年は頑張って、漕ぎまくりたいです!

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