エスニック

シーカヤッキング


 つ、ついに自分のカヤックを買ってしまいました!これで、当分何も買えない・・・。でもいいんだ、カヤックは一生続けて行こうと決めたんだから。最近、ツアーやレベルアップ講習に行っても、結構ご年配の方に、たくさんお会いします。年を取ってからもできるカヤックって、やっぱり魅力的だと思いません?かっちょええおじいちゃん目指して、おいらもガンバルぞ!

目次
[柴田さんのシーカヤッククリニック] [ロールにチャレンジ] [カヤックが来た日]





柴田さんのシーカヤッククリニック

 2000年2月19、20日。日本のシーカヤックの第一人者である柴田丈弘氏が三重県南勢町にやってきました。そこで柴田さん講師の「シーカヤック何でもクリニック」が行われました!ツーリングのノウハウからナビゲーション、そしてノルウェー単独横断のときのスライドショーなどなど。本当に盛りだく語り合うみなさんさんの内容でした。

 1日目は、柴田さんが今まで世界の海をカヤックで漕いできた様子を、スライドを交えながら詳しく語ってくれました。今まで想像もしなかった世界でしたが、たくさんの写真と臨場感ある言葉で、自分達もちょっとだけ旅をした気分を味わえました。なかなか行く機会がない世界だけに、とても憧れてしまいます。

 夜は、集まったみんなで宴会になりました。みんな装備品あれこれシーカヤックが好きというだけで、すぐに打ち解けてしまいます。みんながそれぞれのシーカヤックの楽しみ方を話し合ったり、歌ったり踊ったりして楽しみました。中には、意味不明のパントマイムをする人も・・・。(^^)それにしてもカヤッカーには、本当に魅力的な人たちが多いです。

 2日目は、実際にツーリングに行くことを想定して、海図の読み方を教えてもらったり、必要な装備品を話し合ったりしました。今までは、ほとんど何も考えずにカヤックに乗っていましたが、たくさん勉強しなければいけないことがあるなあと改めて思い知らされました。もちろんちょっとしたツーリングでも、用意しなければいけないものが、たくさんあるということがわかりました。

 まだまだシーカヤッカーとしての道のりは始まったばかりですが、ずっとカヤックを楽しく漕げるように、学ばなければいけないことはきちんと学び、安全で快適なカヤック人生を目指していきたいと思います。とにかくこれからも、たくさん漕いで、どんどん経験をつんでいきたいです!






ロールにチャレンジ

 前々から身につけたいと思っていたテクニックがあります。もしもバランスを崩して、船がひっくり返ってしまっても、船から抜け出すことなく、そのまま起き上がってこれる技、それが「ロール」なのです。パドルコーストの吉角さんなどは、お手の物で、実際に見せてもらうと、難なく起き上がっているようにも見えます。

 コロコロと、まるで船を転がすように起き上がってくる様子は、本当にロールって感じがしました。でも見るのとやるのとでは、やっぱり大違いです。水中でハナから水が入ってきても大丈夫なように、秘密兵器の水中眼鏡(軟弱?)を持参して、今回も暮野氏と2人でロールの練習に励みました。

 この日、午前中はセルフレスキューや2人組みでのレスキューなどを、みっちり練習していたので、身体も冷えるし、すでに体力をかなり消耗していました。とはいえロールをマスターするためです。残る気力を振り絞って、何度も何度もチャレンジしました。

 大切なのは、腰をつかって、船を転がすこと。水面に出てくるときは、決して人間が先ではなくて、船が先だということでした。実際、吉角さんのロールを見ていると、船が先に起き上がって、身体が出て、最後に頭が上がってくるのがよくわかりました。

 しかし、息のできない水中からは、一刻も早く頭を上げたいと思うのは、人間として当然のことです。そんなわけで、なかなか船は思うように転がってはくれないのです。身体が水中から出てくる最後の瞬間、パドルを引いて完全に起き上がって、ロールは完成なのですが・・・。残念ながら、そこなで到達することはできませんでした。それどころか、何度か溺れそうなめにあってしまいました。今度こそは、絶対にマスターしてやるぜ!と心に誓いつつ、次の日には、2人とも腰が筋肉痛で参っていたりして・・・。





カヤックがきた日

車に積んでみました 1999年11月21日。この日は、僕と暮野氏の記念すべき日となりました。ついに念願のマイカヤックが、やってきたのです!僕の経済力では、実際のところかなり厳しかったのですが、自分の船さえあれば、好きなときに漕ぎに行けるし、大事にすれば、一生乗ることだってできるから、思い切って買っちゃいました。(もちろん分割払いですが・・・)

 船の名前は、NORTH SHORE の SHORE LINE (ショア ライン)です。彼は、イギリスから約1ヶ月間の船旅を経て、日本にやってきました。少し小さめの船なので、僕みたいに体格の小さい人にはぴったりです。それに軽いのでスイスイ進んでくれます。まだ見ぬ自分の船を想像して、期待に胸をふくらますのでした。

 暮野氏と2人で、吉角さん家まで船をもらいに行き、さっそく車に載せてみました。この日のために車(ライトエース)には、すでにキャリアを取り付けてあります。先のことも考えて、何艇も積めるように、RV−INNOの縦積み用アタッチメントにしました。ただ、ワンボックスの車高が非常に高い車なので、積み込みはかなり大変でした。これを一人でしなければいけないかと思うと・・・、少しまいっちゃいます。やっぱり、車高の低いワゴンタイプの車が、いいなあと思ってしまいました。進水式!

 船といっしょにパドルやPFD、スプレーカバーなども揃えたので、格好だけは一人前です。でも肝心の腕前の方は、ほとんど素人状態なのですが・・・。何はともあれ、これからはいつでも好きなときに漕ぎに行けるので、ジャンジャン漕ぎに出かけて、腕前の方も早く一人前に近づけるように頑張りたいと思います。これから冬やというのが、本当に残念です。

 そのまま進水式がてら、(決して、浸水式ではありません!)レベルアップ講習を受けましたが、まだまだショアラインに身体が慣れてなくて、少しフラフラしてしまいました。(実際、何度もひっくり返りそうな目に・・・。)それに、スプレーカバーもネオプレーン製のものにしたので、付けるのに本当に苦労しました。いろいろ慣れていかないといけないなあと、改めて実感してしまいました。

 これでまた、夢の実現に1歩近づけたなあと思うと、嬉しくなってしまいます。もちろんいつかは、カヤックに乗ってクジラに逢いに・・・。ぼのさん、頑張ろうね!


トップへ シーカヤッキング トップへ


エスニック
inserted by FC2 system